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フリーランスのITエンジニアとして起業した過酷な現実を届けたい

年齢は38歳で年収は350万円~500万円前後です。フリーランスでIT系のエンジニアをしています。

インフラ構築やプログラミングなどに携わることが多いですが、基本的にはあまりこだわらないスタイルで、条件の良い仕事や興味のある仕事があれば受けています。

他に、WEBライターやトレーダーとしても活動しています。

目次

起業のきっかけと流れについて

大学卒業後8年程度、中堅のIT系企業でSEやプログラマーなどを経験しました。

激務な仕事が多い割にあまり給料はよくなかったこと、またなかなか自分の望む仕事に携われないことも多かったことから、退職&独立を決意。

ちょうどその頃、フリーランスブームも到来しており、フリーの方が同じ仕事でも給料水準が上がりやすいことを知ったのも後押しになった理由の一つです。

とはいえ勢いで独立したという訳でもなく、もともと性格的に組織ではなく自力で生きていきたいという気質がありました。

遠くは大学時代から「将来は独立しよう」という意思を持っており、技術が武器となるこの業界に進んだ経緯もあり、当初から計画していたことでもありました。

起業前に勉強したこと

フリーになると技術系のスキルもより高いものが求められるとのことでしたので、もともとあまり精通していなかったデータベースやセキュリティ関連の知識を独自に勉強するようにしました。関連する資格もいくつか取得しました。

自分が得意とする売りとする分野に関しては、あえて勉強するということはあまりなかったです。

それよりも実務で吸収できるうちに吸収しておこうと、仕事を頑張りました。

情報収集として、IT独立向けのセミナーなどには頻繁に参加しました。

独立1年前には、土日の週末セミナーによく参加していましたね。

あとは先輩や仕事で関わった人の中に、何人かフリーエンジニアとして独立している人がいたので、飲みに行きながら、フリーの実情や収入などをよくリサーチしていました。

開業資金について

私の仕事はIT系のエンジニアのため、特に事務所などは不要で、開業資金というのはあまり意識しませんでした。

掛かった費用としては、事務所は自宅となるため家賃が約8万円程度、フリーの仕事用にノートPCを購入し約20万円、その他名刺作成などの雑費で約5万円程度でした。

また、フリーの仕事が取れなかった時のことを考え、約1年分の生活200万円を用意しておきました(これは、このために用意したというより貯金です)。

ITエンジニアの場合、フリーランスになった後も顧客先に常駐したり、もしくは自宅でのリモートワークなどになるため、あえて事務所などを構える必要はないかと思います。

極論をいえばノートPCと自分の腕一つで独立できる分野であるため、あまり開業資金は深く考えなくてもよい気がします。

独立後に一番苦労した点について

私はエンジニアとしての経験はありましたが、フリーランスとしての経験がなった独立初期は仕事を見つけるのに苦労しました

やはりフリー経験がないと警戒されやすいのかもしれません。

独立後数週間、断られる日々が続いた後、やっと初めてのフリーの仕事にありつけました。

月収40万円ほどで、これまで仕事で携わってきたのと近い分野(というかほぼ同じ)の案件でした。

「その分野は得意である」、「自分はこうった技術がありここまで担当できる」と果敢にアピールし、やっとの思いで仕事を受けることができました。

今はITエンジニア不足が進んでいるためまた事情は変わってきてもいますが、当時は仕事を取るのが結構に大変だった思い出があります。

実際の仕事で苦労したことは、頼れる人がいないことです。

サラリーマン時代は同じ会社の上司や先輩など、いざという時に力になってくれる仲間がいました。

フリーになると自分がわからない分野があった際、相談できる相手もおらず、ましては利害関係がないため仕事を助けてもらうこともできません。

またミスやトラブルがあるとすべて自分が責任を負い、一人で対処しなければなりません。

今となっては当然のことですが、独立した直後はそのような場面に出くわすととても不安でした。

 

独立して感じたこと

良かった点は、自分主導で仕事や生き方を組み立てていけることです。

サラリーマンのITエンジニア時代は、会社や部署から指示された案件を機械的に任され、やらされている感が大きかったです。

またエンジニアとしての仕事以外にも、部署の予算管理や後輩の管理など、技術とは関係ない雑務に縛られていたことも多かったです(それが悪いとはいいませんが)。

独立後は、いち技術者として、自分で仕事を選び、自分でかじを握ることができます。また一人であるため、社内業務などの雑務に振り回されることもありません。

サラリーマンのエンジニアとフリーのエンジニアでは、極論をいえば仕事自体はさほど変わりません。どちらも技術者としてやることは同じであるので。

ただし、仕事の向き合い方という面では大きく変わってきます。

悪かった点は、経済的安定性に欠けることです。

サラリーマンのように毎回仕事を得られるわけではなく、常に収入が保証されていません。一つの案件が終わり、次の仕事が見つからない時期もあります。

雇用保険などの支えもないため、仕事の見つからない時期にはなんとも言えない不安にかられます。休業制度や労災などもないため、病気にもなれませんしね。

それでももう少し若いころは、なるようになれではありませんが金銭的な不安というのは今よりすくなったのですが、歳を追う毎に強くなってきている気がします。

 

まとめ

私はもともと独立志向であったこともあり、今のフリーランスの自分らしい生き方というのは満足している部分もあります。

ですが上でも書いたように、安定性の面、また将来に対しても不安を抱えており、それは年々大きくなってきている気がします。そのため、独立したことが正解だったかは現状なんとも言えません。

フリーランスである以上、継続された雇用が確立されないことは揺るぎない事実であり、独立する以上は誰しもが多かれ少なかれ、このフリーランスという働き方における漠然とした将来への不安を抱えることになるのではないかと思います。

もし、これからフリーランスを目指している人であれば、フリーランスの良い面だけに目をむけるのではなく、不安定さなどネガティブな部分にも注目し、また自分がそのような状況に置かれても貫きとおせるかを自問自答した上で道を決断するのが良い気がします。

実際にそのような状況に置かれないとわからない部分もありますが、事前に起こりうる状況を想像し考えておくことは大切です。

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