50代のおじさんで、妻と子供と西日本に住んでいます。自営業をかれこれ5年間ぐらい営んでいます。趣味は歩くこととあてのない旅行です。
最近は、新型コロナウイルスの影響と予算不足もあって旅行に行けない状態です。なので、昨年あたりからは副業と節約に精を出しています。
とくに節約はやってみると楽しく趣味になりつつあります。
前職のノウハウを生かして地域の情報屋的なことをやっています。基本的に企業向けの情報が中心で、ネガティブな情報も扱っています。
世の中は一般的な新聞や雑誌などには出てこない情報も多く、そのような情報を深堀りして提供したりしています。また、顧客の問い合わせに対応することもあります。
中には優良企業のような広告を出していても、中身はブラック企業だったり、経営がボロボロだったりのケースも多々あるので、そのような事実を伝えるようにしています。
最近は新型コロナウイルス関連の問い合わせも多いです。年収は少しずつ上がっていますが、まだ200万円に満たない状況です。今のところ副業に頼っていて、早く本業だけでやっていけるようになりたいです。
50代で地域情報屋という仕事を選んだきっかけと流れ
地元経済誌の会社に勤めていましたが、歩合制で収入が安定せず、降格も頻繁にありました。
また、同族会社で約4/1が実務経験の乏しい同族(役員)、約4/1が事務とほぼ半数が直接部門以外で、おまけに10年以上減収が続いていました。
当然ながら離職率も高く、50歳から残りの10年、仮に定年まで勤められたとしても退職金はわずかで、その後も死ぬか体が動かなくなるまで嘱託社員として働かなければならなかったのと、仕事自体は面白さもあったのでこの年で独立の道を選びました。
私も退職した直後は異業種で契約社員として勤めていましたが、その後も前職での退職者が相次ぎ、高齢化も進んでいたのでチャンスと考え独立することにしました。
また、当時の顧客からの勧めもありました。
独立前の情報収集について
起業とほぼ同時に地元の金融機関が主催する企業セミナーに参加しました(半年ぐらい通いました)。
経営のことについてはある程度知識があるつもりでしたが、実際に学んでみると知らなかったことも多く、大変参考になりました。
例えば、資金繰り表などは実際に作ったことがなかったので役に立ちましたし、他の受講者と話ができたのは参考になりました。
人脈も増やすことができました。受講料も大変安く(トータルで一万円ぐらいだったと思う)利用しない手はないと思います。
多分、国などから補助金が出ている事業らしく、主催者側はそちらからの収入がメインと聞いています。
他には、実際に起業した多くの人にも、意見や助言を聞いて回るなどして情報を収集しました。
開業資金は10万円!人は雇用せずに自宅でスタート
開業資金はほとんど用意できませんでした。理由は、資金があまり必要でない業種(設備投資がほとんどいらない)であることと、前職の時に貯えがなくなってしまったからです。
前職では過去に辞めた人間が数百人いると先輩から聞いていましたが、彼らがほとんど独立することなく異業種等に行ってしまったのは、在職中に貯えをなくしてしまった、あるいは多重債務に陥ってしまったため、独立することができなかったようです。
また、国の創業補助金も応募してみましたが、採択されることはありませんでした。
なので、人材を雇用することはあきらめ、私個人と一部外注で賄うことにしました。パソコンや自動車等はもともとあり、自宅を拠点にしたので初期費用は10万円程度でした。
とは言え開業時は資金繰りにやっぱり苦しんだ
当初から予想はしていましたが、開業資金がなかったことです。開業資金がなく起業をあきらめた方も多いのではないでしょうか?
私自身、国の創業補助金や金融機関の融資、出資者の模索などを行いましたが、うまくいきませんでした。そのことが、いままで、事業が軌道に乗りきらない一因となっています。
最近では日本政策公庫のコロナ融資も申し込んでみましたが、うまくいきませんでした。
コロナ前から潰れかかっている老舗会社などにはジャブジャブ貸しているのを見ると歯がゆい気もします。
とはいっても、アフターコロナの場面では、経営環境も大きく変わり、新たなチャンスが生まれると思います。
資本がある人はともかく、ない人は資金が少なくてすむビジネスにチャレンジするのがベストでしょう。
50代で独立して良かった点・悪かった点
50代で独立して良かった点としては、自分の裁量で仕事ができるところで、何よりやりがいがあります。また、時間を自由に使えるので、その点のストレスも少なく、家の用事なども時間を融通しやすいです。
やはりこの年になってもン人に使われ続けるのは辛いものがあります。
反対に悪かった点は生活費のやりくりです。
常に資金繰りのことが頭にあるので、これはかなりのストレスになります(業績がよければ軽減されるのでしょうが・・・)。実務上では、本業だけでなく経理などもしなければならないのは大変です。
すべてをまた、サラリーマン時代と違って、社会保障(年金・健康保険など)が薄くなるのは、かなり家計上も厳しいです。
他には、新型コロナウイルスの影響で思ったように売り上げが伸ばせず、苦労しています。ちなみに、持続化給付金など国の支援策には助けられました。
50代から起業を目指す方へ
それぞれに事情はあるでしょうが、できることなら資金は少しでも多く準備しておいた方がいいと思います。
金融機関からの借り入れはもちろん、スポンサー等からの出資が得られればなおいいです。
高度成長期の時と比べると、成功の確率は低いかもしれませんが、可能性はそれなりにあります。
しっかり準備をして独立開業に臨んでいただきたいと思います。
あと、ダメだと思ったときは、撤退も速やかに!!
私自身、厳しい道のりを歩んでいますが、同業他社は高齢化が進んでおり、後継者対策も不透明なことから、事業を継続していけば市場を独占できる可能性があります。
まずは年商1千万円、最終的には1億円以上を目標に、成功を夢見て前に進んでいきたいです。
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