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ハンドメイドで独立失敗!10年後に廃業するに至る流れを公開します。

私は現在、フリーランスで働く、57歳の女性です。独身で家族は無し、一人暮らしで神奈川県に住んでいます。
収入は安定していませんが、シンプルな暮らし、物をあまり持たない暮らしを目指して生活しているため、生活費に困るほどでもありません。

私が独立に失敗したのはハンドメイドです。今回はハンドメイドで起業して店をたたむまでの失敗談をお伝えします。

目次

ハンドメイドの独立を諦めるまでの経緯


ハンドメイドの独立のために準備することは少ないです。

ハンドメイドの作品作りが全て勉強であり、準備であったと言えます。子供の頃から趣味でやってきたことが、ハンドメイドを仕事にするための勉強と準備となっていたと意識したことはありませんが、結果的にそうなりました。

開業資金は特に準備していません。ハンドメイドのための機材や手芸用品、生地や副資材など、趣味でやっていた時のもの全てが使えるので、資金調達の必要はありませんでした。

生活防衛という点では、他に収入を得る手立てがあったので、その点では安心して仕事を始められたことはラッキーでした。


一般的にはふたつの仕事をするのであれば、本業、副業と別れると思いますが、私の場合は、どちらも本業と言える状態で開業できたので、生活費の面では特に工夫したり、苦労したことはありませんでした。

なぜハンドメイドで独立しようと思ったのか、きっかけについて

独立に当たり、一番の問題は、家族など、周りに「そんな事が仕事になるのか、商売としてやって行けるのか、続けられるのか」と心配をかけたことだと思います。


私自身も、ちょっと不安ではありましたが、深く考えていなかったし、何となくのいつも思いつきでやってきた事が良い結果につかながったりしてきたので、楽観的でした。また、開業のきっかけは、私が失業した事と関係しています。

「失業したなら、一緒に開業してみないか?」と、誘われての開業でしたので「どうせ無職になるなら、リスクはないだろう、面白そうだし、自分の好きなことを仕事にできるなんて、夢のようじゃないか!」と、開業の、誘いに乗りました。

いわゆる、ダメ元という感じと、夢が叶う、そんな気軽な気持ちで踏切ました。

独立後の生活の変化について

開業してからは、雇われていた時と違い、自由に時間を使えるため、もともと夜型だった私は、昼夜逆転するような生活となりました。

ハンドメイドは、主に家の中での作業なので、夜な夜なミシンを踏み、材料調達や、勉強のための外出も自分が行きたい時に、行きたい所へ行く、そんな感じでした。


自由と引替えに、とてつもない責任や、努力が必要になって来ました。


全て自分で考え、自分で行動し、自分で稼がなくてはいけない、それは本当に大変なことでした。
企画、製作、販売、販売促進、お客様の対応、梱包、発送…何から何まで自分でやらなければいけない。想像以上の仕事量となりましたが、逆に、怠けようと思えばどこまでも怠けることが出来てしまう。


絶え間ない努力が必要なことを、開業してから嫌という程、痛感しました。

それが継続できる人だけが成功するのでしょうが、私は努力の継続が難しかったため、利益はほとんど出せませんでしたが、年収はもうひとつの仕事があったため、以前とほとんど変わりませんでした。

ハンドメイドの独立に失敗した原因と反省点

開業が失敗に終わってしまった原因、それは、ただただ、開業、独立に対する、私の認識の甘さ、その一言につきます。自覚が無かった。自分で動かなければ、誰もやってくれない。


それは、言い換えてみれば、自分にしかできないことがある、という幸せな事だったのに、走り続ける事が出来なかった。
ハンドメイドを仕事にすることは、とても孤独な作業の繰り返しです。


自分の個性を表現する、アーティストのような気持ちで制作に打ち込めればとても幸せですが、芸術家になれた訳では無いので、「作りたいものを作る」のではだめで、「みんなが欲しいものを作る」事が出来なければお金にならないというのが現実です。


また、制作に打ち込めば打ち込むほど、そこで燃え尽きてしまって、作品を商品とする事が何より億劫になってしまいます。
売れるための写真を撮り、説明文を考え、ウェブショップやECサイトにアップする。


問い合わせが来たら対応、売れたら手続きと発送、クレーム処理、在庫補充…
物を仕入れて売るのとは、やる事も、考えることも、量や方法が違います。


誰かと分担して、私は「作る人」に専念、誰かが「売る人」となれれば良かったのですが、一緒に起業した人は、月日が経てば経つほど、ほとんどノータッチとなってしまいました。仲間と協力し合って、自分たちだけのブランドを成長させていく、そんな想いで始めた仕事でしたが、蓋を開けてみたら、ほぼ一人での作業でした。


それでも1人で頑張れば良かったのに、覚悟の足りない私は、途中から諦めてしまいました。

結局個人事業主を廃業したが趣味のハンドメイドは続けている

結局、軽いノリで開業したものは、軽く消えてしまいました。赤字続きで、それでも10年も続けてきましたが、これ以上、続けるのは良くないと、廃業届を出しました。


個人事業としては解散し、廃業しましたが、ハンドメイドの仕事は、現在も続けています。


物質的なものも、お客様も、全て私ひとりが引き継ぎ、個人として運営しています。
開業していた時から売上はほとんどありませんでしたが、今もほとんどありません。


でも、今は開業の10年間での経験と、10年前とは違う今の状況を自分の中に取り込み、勉強中と言ったところです。
ECサイト、フリマサイト、10年前とはとても違っています。


当時なかった価値観として、SNS集客、当時なかった方法として、動画でのPR、ライブ配信など、学ぶことが山ほどあります。


一人きりでどこまで学んで行けるか、活かして行けるか、年齢的なこともあり、不安はとても大きいですが、個人ハンドメイドを仕事にするという、の、スモールビジネスを成功させたいと思っています。

ハンドメイドで独立するなら覚悟が重要

開業を経験して、一番の学びとなったことは、とにかくやるなら「自覚が大事」ということです。意思が仕事を産みます。自らが考え、動かなければ、何も進みません。

それを肝に銘じていないと、足元から簡単に崩れ落ちると言うことを学びました。これから私と同じ業界で独立開業をしようとしている人に「やるな」と言いたいことは、「必要以上に心配すること」です。


走りながらも学ぶことが出来るのがスモールビジネスだと思います。
トラブルがあったら対処する。その繰り返してで力は着いてきます。


「これだけはやっておいて」というアドバイスをするとしたら、「スポーツをしよう!」です。
意外でしょうか。でも本当にそう思っています。


ハンドメイドというと、どこか乙女チックで穏やかなイメージですが、開業してみると実際は「努力」と「根性」そして「忍耐」がとても必要と感じました。「続ける力」「困難を乗り越える力」それさえあれば、だいたいは上手くいくのではないか、そんな風に思っています。

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