私は現在フリーランスのWebライターとして生計を立てており、今年で32歳になりました。年収は200万と零細なのですが、独身で実家暮らしということで生活できている状況です。
私が以前勤めていた食品メーカーはそこそこのブラック企業で、人間関係も劣悪だったのですっかりストレスで体調が悪くなっていたんです。
具体的には逆流性胃腸炎などの症状が出ていたので、ストレスのない仕事をしようと思いました。
webライターとして開業をしたタイミングと流れについて
昔から文章を書くことが好きだったので興味のあったWebライターを始めてみると、意外と5万円くらいならすぐに稼げるようになりました。
もっと効率的に稼げるようになろうとライターの塾に入り、在宅で勉強していましたがそこで講師から「開業届を出して来年度は青色申告しましょう」とアドバイスされました。
やっと10万いったくらいで、個人事業主になっていいのかなと思いましたがやはり税金関係でメリットがあるようでしたので、開業して独立することに決めました。
起業するまでの下準備について
最初は何も勉強せずWebライターの仕事を始めましたが、ちょっと経ってからステップアップのためにオンライン型の塾に入会しました。
きっかけはちょっとしたメルマガだったのですが、良さそうだったので入会したんです。
基本的には専門的なマニュアルを読み進めて実践、わからない部分があったら講師にチャットツールで訊ねるという流れです。
- ライティングのルール
- 執筆に必要な知識の学び方
- 案件の獲得方法
勉強内容は上記のようなもので、アフィリエイターにも通じる内容が多かったと思います。
他にも一般書籍で勉強することも多かったです。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」「いますぐ書け、の文章法」などの書籍は特に参考になりました。
また、e-typingなどのタイピング練習サイトを当時毎日しっかりやっていました。
独立に使った開業資金について
開業資金はだいたい30万円くらいです。通常の自営業、たとえば飲食店をやろうと思ったら何百万とか要ると思いますが、在宅でできるWeb上の仕事なのであまり資金は必要ではありませんでした。
しかしパソコン一つでできる仕事ということですから、やっぱりパソコンにはこだわりました。
それまではパソコン(インターネット)というと趣味くらいのものでしたから、こだわりはなかったんです。
Webライターとしてやっていく!となった時に当時より2段階くらいグレードの高いノートパソコンを購入しました。
値段は20万円で、マウスとか作業台もこだわりましたがそこまでの値が張るものではありません。
ずっと在宅ワークだと気が滅入りそうだったので隣町のワーキングスペースに入会もしました。
入会費1万円で月5,000円ですからあまり高くはないですね。
しかし意外とリフレッシュ効果はあまりなかったですし、アクセスもそんなに良くなかったので半年で解約しました。
結局、資金で一番高いのはパソコン費でしたが、全部合わせて30万といったところでした。
独立後に感じた不安について
会社員とフリーランスの大きな違いとは、やはり収入が安定するかしないかだと思います。
それまで私はクラウドソーシングサイトオンリーで稼ぎ、その他に自転車便のバイトで月3万円稼いでいました。
しかし開業してからは専業として生活していくわけです。
バイトを一切辞めて、メディアサイトへの直接営業案件のみで行くことにしました。
しかしクラウドソーシングサイトと違って、振込までが非常に長いということもざらで全く収入が入ってこない期間もありました。
そのうちお金が入ってくることはわかっているのに、やはり精神的な不安はすごかったです。
30万円が開業時に減っているのに入ってくるのは0なのですから、マイナス30万円ぽっちですが、もう大赤字経営の社長になった気分でした。
独立いて感じたメリット・デメリット
良かった点はストレスが相対的に減ったことと、悪かった点はまとまったお金が用意しにくくなったことですね。まず良かった点ですが、以前は人間関係劣悪の企業勤めで、上司も非常に気が荒くて本当に私は神経が休まらなかったです。
「勤務態度が悪い」と言って数人がかりで攻められた同僚は、優秀だったのに心の病で退職してしまいました。
そんな所ですから、気楽に仕事ができる今のフリーランスの生活は楽としか言いようが無いです。これを最大のメリットと考えているフリーランスの方は多いのではないでしょうか?
悪かった点はやっぱりまとまったお金は手に入りにくいことで、企業であれば人間的な職場環境が悪くてもボーナスがそれなりに出るところは多いですから、そこは嬉しいです。
しかしフリーランス・自営業だとそんなボーナスなんてないですし、かといって月々の収入が安定しているわけでもないのでその点は弱みです。
祖父が亡くなった時に、父もあまり葬式代が出せなかったので一番ささやかな家族葬にしようとしたのです。
立派な葬式にしようよ、と私もお金を出そうとしましたが税金関係やらでまったくその時まとまったお金を出せず、悔しかったことをよく覚えています。
年収が低くても何とかなる!
フリーランス・自営業に抜群に向いている人は、意外と多いと思っています。会社員ばかりが普通の働き方とも言えないですし、人間関係とかの問題が少なければすごくポテンシャルを発揮できる人は多いと思います。
私の場合はあまり華やかでも、大掛かりな開業でも無かったので大きくは参考にならない人もいるかもしれません。
しかし「あ、ちょっとよさそう」と少しでも思ったのでしたら自営業の開業はいい選択になるかもしれません。
開業を目指して少しずつステップを踏むことで見えるものもあると思いますし、苦しいこともあるとは言え、楽しいことも「行動した分だけ」手に入るものと思います。
私自身もまだ理想の収入、具体的には「安定的に月収30万円以上」を目標に進んでいる最中ですが、これから変わらず邁進していこうと思っています。
あなたも目指したい目標があれば、ぜひ小さなステップからで良いので躊躇わず進んでほしいと思います。
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