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50代で経営コンサルとして起業した体験談

年齢は50代。年収は500万程度。現在の仕事内容は経営コンサルティングです。

給料は高くありません。

具体的には、公官庁の公募案件への応募やコンサルティング協会から紹介、同協会の分科会での活動を通じての掘起しで仕事をとっています。

具体的な仕事内容は経営改善のための企業分析や、新規事業のための市場調査、マーケティングイベントの主催などです。

目次

コンサル起業のきっかけと流れについて

高校卒業後、地方公務員として働き始めたのですが、部署の先輩の生活が自分の将来そのものだと気づいた瞬間、公務員として働く気力を失いました。

普通の生活が一番、ましてや公務員として将来も安定していると言えば聞こえは良いですが、ネットが発達した現在、決まりきった就業時間、仕事内容、年収、生活レベルに生きてる意味がないのでは思ったのが、起業のきっかけです。

そこで2年ほど公務員した後、退庁し、大学に入り直しました。大学では学問より、いろんなバイトや学生でも参加できる朝会や、意見交換会に積極的に参加し、将来の仕事像を固めていきました。

3回生になるころ、知り合いを通じて経営コンサルタントの仕事を、手弁当ではありますが、経験させてもらいました。

その仕事が面白く自分もコンサルタントになろうと決めました。そこで経営コンサルタントの国家資格、中小企業診断士の資格を取り、独立開業しました。

 

起業前の勉強について

経営コンサルタントして起業するため、中小企業診断士の資格をとるほか、農業経営アドバイザーの勉強もしました。

東京近郊で開業するつもりだったので、都心の農業の先進性に興味があったからです。通常の起業と異なり士業は、頭一つで起業でき、開業届をすれば経営コンサルタントとして独立開業できます。

事務所も自宅で十分ですし、設備や資材の仕入れもいりません。

ただいきなり独立しても自分で営業しなければならないので、営業のノウハウ本を何冊か買ったり、営業セミナーに参加しました。

仕事のやり方は、先輩コンサルタントの仕事に手弁当で参加し勉強させてもらいました。その他は青色申告の基礎知識の勉強や複式簿記を作るための本を買ったくらいです。

起業前の開業資金について

士業は開業資金はほとんどかかりません。自室を事務所にできますし、東京近郊なら公共交通機関でどこへでも行けるので自家用車を用意する必要もありません。

なので特別な借り入れはしていません。

初期費用は以下の通り。

  • レーザーコピー機4万円
  • 事務所名義の名刺、封筒など1万円程度
  • ネット環境強化(モニター等買増し、ネットFAX導入など)で3万円

他全部入れても10万円かかりませんでした。

ただ開業して10年近くなりますが、「最初から事務所を自宅以外に用意しておけばよかった」と思っています。

それはクライアントとの打ち合わせ場所としての見栄えという意味もありますが、それくらいの自分への追い込みが営業への気概に現れ、もっと仕事がとれていた思います。

 

コンサル起業の際苦労したこと

一番苦労するのは仕事をとることです。単価を選ばなければ仕事はたくさんあります。

しかし将来自分の好きなことで生きていくには仕事を選んで実績作りしていくことが重要です。そこで公官庁の募集案件の実績作りを中心に仕事を探しました。

しかし、公官庁案件自体は、応募者のプレゼンよりこれまでの実績や企業の名前に力があります。

これを知らずに当初は何度も何度も個人名で自分なりのプレゼンを繰り返していました。ですが全く通りませんでした。

公官庁案件に通るようになったのは所属する協会名で応募するようになってからです。独立開業しておきながら協会の後ろ盾を利用しなければならなかったのが悔しかったです。

それでも何件か案件を処理するうちに相手方に顔を覚えてもらい。個人名で仕事をもらえるようになりました。

営業は個人間のつながりが重要であることも知りました。

その後現在は違うところで開業しているのでまた一から出直している最中です。開業を考えるならその職業の仕事のとり方を充分研究する必要があります。

資格や能力があっても食えません。能力が劣っても仕事が取れる人の方が食えます。ネットだけ完結する仕事の多くもネットを通じたコミュニケーションをうまく取れないと継続的に仕事がとれません。

 

起業して感じたメリット・デメリット

良かった点は自分のペースで仕事ができることです。自分の好きな場所、自分の好きな時間帯、自分の好きな仕事内容を選べます。

私は最初東京近郊で開業しましたが、現在は実家近くの地方都市で開業しています。親が高齢のため心配があるからです。

それでもサラリーマンだったらこういう行動もすぐにとれません。今後は親の介護のための時間も必要になるでしょうが、独立開業していたら、それに合わせた事業内容に変えていくこともできます。

悪かった点は社会的立場がないことでしょうか?

経営コンサルタントといっても、周りからみればうさん臭さ充分です。ましてやせっかく公務員として働いたのにです。

田舎になればなるほど世間の目が厳しく、サラリーマンや公務員が一番です。

親の立場からみれば親不孝と思われても仕方ありません。

でもそういった社会的立目線もこれからは変わるでしょう。日本の経済の将来の見通しが悪いからです。むしろ独立開業が当たり前になる時代になると思うので、思い切って開業してよかったと思っています。

 

これからコンサル起業を考えている人へ

せっかく起業するのだから自分の好きなことをしてほしいです。好きでもないことで生きていくならサラリーマンで良いわけですし、起業の意味がありません。

ネットが発達した現代なら情報もたくさんありますし、仕事もネットだけで完結するものもたくさんあります。

とにかくできるだけ早い時期に月数千円でもいいですから自分で稼いでみてください。

アルバイトではなく自分で。そうすると稼ぐとは何か、それも自分の好きなことで稼ぐことはどういう苦労があるのか、可能性があるのかがわかります。

その経験を通じて、これほど稼げないならサラリーマンでもいいという結論になるならそれでいいと思います。

自分の好きなことを探すのも重要ですが、稼ぐとはどういうことかを知ることはそれと同じくらい重要です。

 

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